湯本香樹実 #1『夏の庭』感想 少年たちが『死』と向き合う、心を育てる夏の物語

好きな読書で自分時間

忙しい毎日に『読む』ことで自分を取り戻す
スマホを置いてページをひらく自分時間の再発見

本を読むことで自分時間の豊かさにつながります
読書は情報を得るためだけでなく、自分と向き合う時間でもあります

今日は少しだけ『自分時間』を大切にしてみませんか?
『比べない読書』と『なりたい自分に近づく読書』に寄り添う本を紹介します😊

今日の書籍📗

こんにちは ゆうです
今日の読書はこれ

湯本香樹実さんの『夏の庭-The Friends-』

僕は文庫を購入する時、裏面の簡単なストーリーを読んで決めています
大切にしていることは、ありのままの人間らしさ

目に見えないものを大切にしたいので、そういうストーリーかなと確かめて
納得して購入します

心がほどける、とても素敵な本です

本をひらけば自分が見えてくる
自分のペースで育てる読書の自分時間へ😊

目次と詳細🧻

タイトル 夏の庭-The Friends-
著者 湯本 香樹実
ジャンル 文庫(人生観、死生観)
発売日 1994/2/25
発行所 新潮社
購入価格(税抜) 400円

目次
なし 1~15

本の内容🖋️

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは『観察』し始めた
生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために

夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど
不思議と老人は元気になっていくようだ・・・

いつしか少年たちの『観察』は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが・・・

喪われ逝くものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語

※新潮社より引用

著者紹介👧

名前
湯本 香樹実(ユモト カズミ)

経歴
1959(昭和34)年、東京生まれ
東京音楽大学作曲科卒業

処女小説の『夏の庭』は映画化・舞台化されたほか
10カ国以上で刊行が決まり、日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞
米国バチェルダー賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞を受賞

他の著書に『春のオルガン』『西日の町』などがある

※新潮社より引用

本の感想🌟

死ぬってどういうこと?
小学生だった僕たちは、わかるようで、わからなかった

初めて文庫、物語を読む方にもおすすめです
硬めの文章ではなく、少年時代に戻ったようなやわらかい感覚で読み進められます

物語の内容は、『死』を知ることです
誰でも少年・少女時代は、『死』という言葉はわかっていても
頭と心では理解できない、頭がグルグルするような感覚があったと思います

家族や学校生活に悩む3人の少年と、戦争を経験し人生が変わった孤独な老人
少年たちと老人の邂逅が『死』を教えてくます

赤の他人同士から、その関係はお互いが大切な存在に変化していきます
話しを通して、聞くことを通して、素直な感情や行動を通して
それが少年たちと老人にとって大切な思い出となっていきます

『死』の意味から『生きること』へ、そして『命の尊さ』につながる物語です
この夏、切ない花火のような、それでいて胸があたたかくなるそんな自分時間でした

少年・少女時代を思い出しながら
おじいちゃんおばあちゃんを思い出しながら
夏の記憶を思い出しながら、読んでみてはいかがでしょうか?

いつかの自分だけの心の庭が蘇るかもしれません

最後までどうもありがとう

今、この文を読んでいるあなたへ心からありがとうございました

読書とはとても不思議なもの
知らないことがあったり、知ることが楽しみに変わったり
これまでの経験や考え方が変化したり、自身の成長につながったり
ビジネスに限らず、漫画や雑誌、文庫や趣味など、本はいつでも心をワクワクさせます

あなたの1日が少しだけ心地よくなるように
この本がそっと寄り添いますように

そして『自分時間』を大切にするきっかけにつながったら幸いです

あなたのおすすめの自分時間本があればぜひ教えてください😊

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