『会いない人』が心にいる人へ 『ツナグ』 辻村深月#1

好きな読書で自分時間

忙しい毎日に『読む』ことで自分を取り戻す
スマホを置いてページをひらく自分時間の再発見

本を読むことで自分時間の豊かさにつながります
読書は情報を得るためだけでなく、自分と向き合う時間でもあります

今日は少しだけ『自分時間』を大切にしてみませんか?
『比べない読書』と『なりたい自分に近づく読書』に寄り添う本を紹介します😊

今日の書籍

こんにちは ゆうです

今日の読書はこれ

辻村深月さんの『ツナグ』

僕は文庫を購入する時、裏面の簡単なストーリーを読んで決めています
大切にしていることは、ありのままの人間らしさ

目に見えないものを大切にしたいので、そういうストーリーかなと確かめて
納得して購入します

心がほどける、とても素敵な本です

本をひらけば自分が見えてくる
自分のペースで育てる読書の自分時間へ😊

本の詳細

タイトル ツナグ
著者 辻村 深月
ジャンル 文庫(人生観、死生観)
発売日 2012/9/1
発行所 新潮社
購入価格(税抜) 630円

目次
1.
アイドルの心得
2.長男の心得
3.親友の心得
4.待ち人の心得
5.使者の心得

本の内容

※新潮社より引用
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという『使者(ツナグ)』
突然死したアイドルが心の支えだったOL
年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子
親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生
疾走した婚約者を待ち続ける会社員…

ツナグの仲介のもと再会した生者と死者
それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか

心の隅々に染み入る感動の連作長編小説

著者紹介

※新潮社より引用
名前
辻村 深月(ツジムラ ミズキ)

経歴
1980(昭和55)年生まれ
千葉大学教育学部卒業

2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞してデビュー

『ツナグ』で吉川英治文学新人賞を
『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞

著書に『ぼくのメジャースプーン』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』
『オーダーメイド殺人クラブ』『水底フェスタ』など

本の感想

『会えない人』が心にいる人へ、生と死をつなぐ一夜限りの奇跡

初めて文庫、物語を読む方にオススメです
少し長めの物語ですが(約400ページ超)
目次の心得に関係する人に共感や興味をそそられ、物語の先へ先へと引き込まれていきます

物語の内容は、一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるお話しです
いなくなってしまった大切な人に一度だけ会えるとしたら、あなたは誰と会いたいですか?

僕は少し悩みますが、現在、考えて考えて、考えて
思い浮かぶ人は『カート・コバーン』か『つば九郎』かな
人生を変えてくれた、とても大切で今でもずっと好きな人です

物語の登場人物一人一人が大切な人に会い、
悩み、決断し、人生の一歩を、新しい一歩を自分自身の足で踏み出します

それは必ずしも幸福にはつながらないかもしれない、後悔を生むかもしれない
それでも自分自身で決めて、受け入れ
これからの人生に何かの終わり、変化を生む未来にしていきます

この世界は一人一人の想いや夢でできていると思います
何十億もの想いや夢で

あなたの想いや夢で

大切な人に、もう一度だけ会えるとしたら
『ツナグ』は、そんな“もしも”に向き合う物語です
切なさの奥にある、優しさと希望をそっと感じた自分時間でした

いなくなった大切な人を思い出しながら
いつか必ずいなくなる人を想いながら
そんな想いを胸に、読んでみてはいかがでしょうか?

死人に口なしとはよく言ったもので、生きている間に、親・友人・大切な人に
今だから、今からでも、できることがたくさんあることを知るきっかけの本です

最後までどうもありがとう

今、この文を読んでいるあなたへ心からありがとうございました

読書とはとても不思議なもの
知らないことがあったり、知ることが楽しみに変わったり
これまでの経験や考え方が変化したり、自身の成長につながったり
ビジネスに限らず、漫画や雑誌、文庫や趣味など、本はいつでも心をワクワクさせます

あなたの1日が少しだけ心地よくなるように
この本がそっと寄り添いますように

そして『自分時間』を大切にするきっかけにつながったら幸いです

あなたのおすすめの自分時間本があればぜひ教えてください😊

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